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文系のためのIT業界就活事情

2014年09月01日

経営コンサルタントの就活応援コラム Vol.1

執筆担当:IT業界に強い経営コンサルタントK

IT業界就職者の出身学部

IT業界と一口に言っても、Googleのようなインターネットサービス、AmazonのようなE-コマース、Microsoftのようなソフトウェアハウス、docomoのような情報通信と、その範囲は非常に広範です。ただ、総じて言えるのはどこに進むにしても理工系学部出身者が、就職活動において有利だというイメージを持たれているということでしょうか。しかし、実はIT業界では文系出身者もたくさん活躍しているのです。

筆者の良く知る国内の大手システム開発ベンダーで、新卒採用社員に占める文系学部出身者を直近3年分調査したところ、約4割もいました。意外と多いと思いませんか?実はこれには理由があるのです。今回は、文系学部出身者だからこそアピールできる、IT業界での強みについてお話ししようと思います。

(ちなみに、理工学部の人も「こういうアピールの仕方があるんだ」という気づきがあるかもしれませんので、ぜひご一読を。)

「ITスキル」の実態

まず、IT業界へのリクルートで理工系学部出身者が有利だと思われる背景に、プログラミングをゴリゴリ書いている姿や、でっかいコンピュータにケーブルがいっぱい刺さっているイメージがあるのではないでしょうか?こういう分野では、確かに理工系学部の方が強そうな気がします。

しかし実際には、学問分野で利用されるIT技術とビジネスで利用されるIT技術は異なります。学問分野では新奇性やオリジナリティが特に重要視されますが、ビジネスの分野ではとにかく売れることが第一なので、使いやすさが求められます。例えばスマホのゲームのように、最新の技術を使わなくても分かりやすいサービスの方が、ビジネス上のニーズが高いのです。

そういった意味では、経営やマーケティングの勉強をしてきた人の方が、よりシステムの利用者の立場に立った感覚を持てるという強みがあります。

コミュニケーション力

システムというと非人間的な冷たいイメージがあるかもしれませんが、結局は人間が作るものです。それも大抵は一人でつくるものではなく、何人かのチームで作ります。ここで重要になってくるのがコミュニケーション力です。コミュニケーションといっても話が面白かったり、飲み会の付き合いが良かったりということではありません。

相手に作ってほしいものを正確に伝える、相手が作ってほしいものを正確に理解する能力ということになります。あいまいな伝え方だと、指示を出したプログラマーが、こちらが意図しないプログラムを作ってしまい、お客さんから「全然違う!作り直し!」と言われたりします。これでは仕事になりませんね。

こうした面では、言葉の厳密な解釈を学んできた法律系の人は一歩リードですね。文章を書くことに慣れている文学部の人も強いかもしれません。

組織で作る

システムは基本的には組織で作ります。場合によっては単独の会社だけでなく、別会社の人に手伝ってもらって作ることもあり、会社間の利害が一致しなかったりすることもあります。そういう局面で自社の都合だけを押し出すと、プロジェクトはうまくいかなくなります。政治学の勉強をしてきた人であれば、全体最適の観点でうまく調整できるかもしれません。

また組織で仕事をする以上、一人だけスーパー技術者がいるより、みんながそこそこできる方が大きな成果が出せます。組織内に知識を広め、皆のスキルと高める取り組みを「ナレッジシェアリング」と言いますが、こうした部分では教育学部の人は学んできたことを活かせるかも知れません。

IT業界の国際化

グローバルIT企業いうと、MicrosoftやGoogleのようにアメリカのシリコンバレーが思い浮かぶかもしれません。もちろんそうした企業と関わることは非常に重要ですが、実はそれ以上に身近なのが中国・インドなどのアジア諸国なのです。アジア諸国にプログラミングを発注することで、国内で生産するよりもコストを下げることを「オフショア開発」と言います。

また、自動車メーカーなどの日本企業は広く海外進出しており、各国の拠点とシステムを共有することで、より効率的な経営を目指しています。これを「グローバルSCM(サプライチェーンマネジメント)」と言います。こうした取り組みの中で、語学系の学部の出身者は世界を飛び回って活躍できる人材として期待されています。

IT業界のキャリア設計

文系学部学生の就職という切り口で色々とIT業界のことを書いてきましたが、こうしてみると一口でIT業界と言っても、多様な側面があることに気づいて頂けたのではないでしょうか。実際に筆者の周りにも、新卒でIT業界に飛び込み、その後ITコンサルタントになったり、自ら起業して経営者になったりと、色々な方向で活躍している文系出身者がいます。皆さんも「文系だから」と決めつけず、自分の強みに自信を持って、IT業界にチャレンジされてはいかがでしょうか。


経営コンサルタントの就活応援コラム

企業経営を熟知している各分野のエキスパートが、これから社会人になる
就活生をコラムで応援します。

 筆者プロフィール
  ・コンサルタントC サービス業界
  ・コンサルタントK IT業界
  ・コンサルタントW 人材業界
  ・コンサルタントH 流通業界
  ・コンサルタントI 投資ビジネス

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